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自宅の空き巣対策を、何から始めるか決めたい方に向けて、警察庁の統計から「どこを先に固めるか」を表にし、防犯カメラを付けるときの判断をまとめました。賃貸でできることも書いています。
内容は、警察庁、個人情報保護委員会、一宮市、世田谷区の公開情報(2026年10月9日確認)に基づきます。割合は警察庁の令和7年の図の値です。
先に結論:5つの要点
- 警察庁の令和7年の図では、住宅の侵入手口は、一戸建てで「ガラス破り」42.2%と「無締り」41.5%、共同住宅(3階建以下)で「無締り」47.4%、共同住宅(4階建以上)でも「無締り」39.5%が上位です。どの住まいでも、施錠の確認が先です。
- 侵入口は、一戸建てで窓57.9%です。共同住宅は表出入口が50.7%(3階建以下)・65.4%(4階建以上)で、窓も34.7%・21.9%あります。一戸建ては窓、共同住宅は表出入口と窓の両方から固めます。
- 警察庁は、侵入に5分かかると侵入者の約7割が、10分以上かかるとほとんどがあきらめる、と説明しています(元泥棒への調査に基づく説明で、実施年・人数は確認できていません)。補助錠、防犯フィルム、CPマークの付いた部品は、時間をかけさせる手段で、確実に防ぐ保証ではありません。
- 防犯カメラが、施錠や窓・ドアの対策の代わりになるという根拠は、確認できていません。付けるなら、撮影範囲を必要な範囲にとどめ、隣家が入る場合は調整し、録画の扱いを決めます。
- 賃貸・共同住宅で、工事を伴うものは、先に所有者の同意と管理規約を確認します(補助錠やフィルムなど取り付けを伴うものも、安全側の目安として先に確認します)。
カメラの取り付けを業者に頼むと決めている方向けに、見積もりの入口を一つ置きます。それ以外の方は、次の節へ進んでください。
一軒家・マンション・アパート別:空き巣の手口と侵入口
警察庁「住まいる防犯110番」は、侵入窃盗の手口と侵入口を、住宅の種類ごとに公表しています(令和7年)。割合が大きく変わるため、自分の住まいの行で読みます。マンションやアパートは、警察庁の区分では「共同住宅」で、階数(3階建以下か、4階建以上か)で分かれています。
| 住まい | 手口の上位(割合) | 侵入口(割合) |
|---|---|---|
| 一戸建て(一軒家) | ガラス破り42.2%、無締り41.5%、合かぎ2.6% | 窓57.9%、表出入口19.4%、その他の出入口13.2% |
| 共同住宅(3階建以下) | 無締り47.4%、ガラス破り18.5%、合かぎ12.9% | 表出入口50.7%、窓34.7%、その他の出入口3.3% |
| 共同住宅(4階建以上) | 無締り39.5%、合かぎ24.6%、ガラス破り11.0% | 表出入口65.4%、窓21.9%、その他の出入口1.5% |
「無締り」は鍵のかけ忘れ、「合かぎ」は合鍵を使った侵入です。「表出入口」は警察庁の区分の用語です。割合は、その他・不明を含む総数に対するもので、手口の順位は、その他・不明を除いています。どの住まいでも「無締り」が上位に入っているため、補助錠やカメラより前に、施錠の確認が先です。そのうえで、一戸建ては窓(ガラス破り)、共同住宅は表出入口(無締り・合かぎ)に手間をかけ、窓の施錠も忘れません。
割合の元になる件数は、図では一戸建て13,744件、共同住宅(3階建以下)2,675件、(4階建以上)1,588件です。警察庁のページは、住宅の侵入窃盗の件数を本文と図で別の数字で示しているため、この記事では住宅の件数を使わず、割合だけを使います。侵入窃盗全体は、令和7年に47,233件(前年比9.8%増)で、住宅以外を含みます。
空き巣対策の優先順位:窓・玄関・勝手口ごとにやること
警察庁が案内している対策を、場所ごとに並べました。一番上の行を先にやり、次に自分の住まいで多い侵入口の行へ進みます。賃貸の列は、工事や取り付けを伴うかどうかで分けた目安で、契約や管理規約が優先します。
| 場所 | やること(警察庁の案内) | 賃貸・共同住宅での目安 |
|---|---|---|
| 全部の出入口と窓(最初に) | 短い留守でも施錠する。鍵を郵便受けや玄関付近に置かない。合鍵は必要最低限の本数だけ作って管理する。 | 道具が要らず、自分で決められます。 |
| 玄関ドア | 補助錠を付けて、1つのドアに2つの錠(ワンドア・ツーロック)にする。ドア枠にガードプレートを付ける。 | 錠やプレートの取り付けは、先に所有者の同意と管理規約を確認します。 |
| 窓(特に一戸建て) | 不在にするときは雨戸などを閉める。補助錠、防犯フィルム、防犯ガラス、面格子、窓シャッターを付ける。 | フィルムや補助錠も取り付けを伴うため、先に管理会社などへ確認します。ガラスの交換や面格子は工事です。 |
| 勝手口など玄関以外の出入口(補足) | 警察庁の案内を玄関に準じて当てはめた補足です。施錠を確かめ、ドアには補助錠を検討する。 | 玄関と同じです。 |
| 敷地のまわり | センサー付きライトを付ける。見通しがよくなるよう植栽を剪定する。侵入の足場になる物を置かない。 | 置くだけの物から試せます。共用部分や専用使用権のない場所は、自分で手を付けず管理者に相談します。 |
鍵のかけ忘れが続く方は、施錠の習慣づけを助ける道具として、電子錠もあります。機能や解錠の方法は機種ごとに違うため、公式サイトの仕様で確かめます。賃貸では、取り付けて外せるかを含めて、先に管理会社へ確認します。
補助錠、防犯フィルム、センサーライト、ガードプレートを探すときの検索リンクです。仕様と取り付けの方法は、商品ページで確かめます。
CPマークの見方
CPマークは、官民合同会議が2004年5月に定めた、防犯性能の高い建物部品の共通標章です。「防犯性能の高い建物部品目録」に掲載・公表された部品だけが「防犯建物部品」と呼ばれ、CPマークを使えます。対象の説明には、ドア、サッシ、ガラス、錠などが挙がっています。
- 評価は、試験員が工具を使って侵入を試み、完了までの時間を測る試験です。音が出にくい攻撃には5分以上耐えること、音を伴う攻撃には別の回数・時間の条件があります。
- CPマークは、すべての攻撃に一律5分耐えることや、侵入されないことを意味しません。対象は建物部品とされ、防犯カメラは対象例に挙がっていません。
- 窓やドアの部品を選ぶときは、表示があるかを見ます。個々の商品が目録に載っているかは、商品ごとの表示で確かめます。
防犯カメラを付けるかの判断
カメラの前に、施錠と窓・ドアを
警察庁が案内している対策は、施錠、補助錠、防犯フィルム・防犯ガラス・面格子、センサー付きライトなどです。防犯カメラだけでこれらの代わりになるという根拠は、確認できていません。窓とドアの対策を済ませたうえで、記録を残したいといった目的があるときに、カメラを加えます。
付けると決めたときの手順
- 目的と撮る場所を決めます。守りたい場所に絞ります。
- 撮影範囲を必要な範囲にとどめます。一宮市の条例の解説は、目的に必要な範囲だけを撮影し、台数、場所、範囲に配慮するとしています。
- 隣家などが写る場合は、事前に調整します。世田谷区の防犯対策の補助の案内は、敷地外の住宅などがやむを得ず写る場合に、所有者へ事前に説明し、同意を得るなどの調整を求めています。自治体の制度の説明で、全国一律の法律上の要件ではありません。
- 録画の扱いを決めます。一宮市の条例の解説は、必要に応じて担当者を決めてほかの人の操作を禁じること、記録媒体は施錠できる場所に置くこと、クラウドも適切に管理すること、保存は必要な短期間(おおむね1か月以内)にして過ぎたら速やかに消すことを挙げています。対象は不特定多数が利用する場所のカメラで、家庭の映像に法律で決まった保存日数がある、という意味ではありません。
- 撮影していることを知らせるかを考えます。個人情報保護委員会のQ&Aは、事業者が防犯カメラを使う場合の説明で、撮影を認識しやすくする措置(例:「作動中」の掲示)が必要、気づけるときも掲示が望ましいとしています。個人の家庭に同じ義務が一律にかかるという意味ではなく、配慮の参考にします。
- 賃貸・共同住宅は、固定や工事の前に、所有者の同意と管理規約を確認します。穴あけが不要な機器でも許可が要らないという公式の記載は確認できていないため、先に管理会社に聞きます。
自分で付けるか、業者に頼むか、レンタルか
| 方法 | 向く場面 | 確かめること |
|---|---|---|
| 自分で付ける | 置くタイプや貼るタイプで足りる。 | 屋外で使えるか、電源の方式、録画の方法、撮影範囲を調整できるか。賃貸では壁に固定してよいか。 |
| 業者に頼む | 高い場所への固定や配線が要る。複数台にしたい。 | 見積もりの内訳(機器・工事)、台数と撮影範囲、録画の保存先と期間、故障時の対応。必要ならほかの業者とも比べる。 |
| レンタル | 電源が取れない場所で使いたい。 | 自宅で使えるか、期間と料金の決まり方、設置と回収の方法、設置場所の同意。公式サイトで確かめる。 |
業者に頼む場合は、撮影範囲と録画の扱いまで伝えます。見積もりの入口は、冒頭と末尾のボタンです。
電源のない場所で使いたい場合は、カメラのレンタルもあります。自宅で使えるか、期間や条件は、公式サイトで確かめます。
自分で付ける場合の検索リンクです。仕様は商品ページで確かめます。
自治体によっては、購入・設置の補助制度があります(例:世田谷区)。条件は自治体と年度で違うため、購入や工事の前に、自治体の案内を確かめます。
合う人・合わない人
この順番が合う人
- 一戸建てで、窓や勝手口の対策がまだの人。
別の確認が先になる人
- 被害に遭った、または今、不審な人がいる場合は、先に警察(110番)へ連絡します。
- 賃貸で、所有者や管理会社にまだ確認できていない人は、取り付けを伴うものを後に回し、施錠と鍵の管理から始めます。
よくある質問
防犯カメラだけで、空き巣を防げますか?
防げるという根拠は、確認できていません。警察庁の案内は、施錠、補助錠、防犯フィルムなど、侵入に時間をかけさせる対策が中心です。
5分耐えれば、確実に防げますか?
確実ではありません。警察庁は、5分かかると約7割、10分以上でほとんどがあきらめる、と説明しています。別のページは、都市防犯研究センターの資料にある元泥棒の回答として、あきらめる時間を「2分」が約17%、「2分を超えて5分以内」が約51%、と紹介しています。元の調査の実施年や人数は、確認した本文にありません。必ず防げるという保証ではありません。
賃貸で、自分だけで決められることは何ですか?
工事や取り付けを伴わないことです。施錠の確認、鍵を玄関付近に置かない、合鍵の本数の管理、足場になる物を置かない、などです。補助錠、フィルム、カメラの固定は、先に確認します。
家庭用カメラの映像は、何日保存すればよいですか?
家庭向けの全国一律の保存日数は、公式の資料で見つけられませんでした。参考は、上の手順4の一宮市の解説です。
まとめ
要点は、住まいの種類で割合が違うこと、どの住まいでも施錠の確認が先であること、カメラは施錠と窓・ドアの対策のあとに、撮影範囲と録画の扱いを決めて付けることです。
次にすることは、玄関、窓、勝手口を順に回って施錠を確かめ、上の表で当てはまる行を一つ選ぶことです。カメラを業者に頼むと決めたら、撮影範囲と録画の扱いを伝えて、見積もりを取ります。
参考にした資料(2026年10月9日確認)
- 警察庁「住まいる防犯110番」侵入犯罪の現状(令和7年の認知状況)
- 警察庁「住まいる防犯110番」侵入手口・侵入口と手口別の対策(令和7年)
- 警察庁 公式図「侵入窃盗の侵入手口」(住宅種類別・令和7年)
- 警察庁 公式図「侵入窃盗の侵入口」(住宅種類別・令和7年)
- 警察庁「住まいる防犯110番」侵入犯罪プロファイリング 心理と行動③(5分が分かれ目)
- 警察庁「住まいる防犯110番」CPマーク(防犯性能の高い建物部品)
- 警察庁「住まいる防犯110番」建物部品の防犯性能(試験基準と対象例)
- 個人情報保護委員会「個人情報保護法 FAQ」Q1-13(防犯カメラ)
- 一宮市「一宮市防犯カメラの設置及び運用に関する条例の解説」
- 世田谷区「住まいの防犯対策サポート事業」(防犯物品の購入・設置の補助、注意事項)
※この記事は、AIを使って情報を整理し、上の資料と照らし合わせて見直しました。統計や制度の条件は変わることがあるため、最新の情報は各リンク先で確かめてください。

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